モルタル外壁塗装工事
モルタル外壁塗装工事 について
住まいを守る外壁の塗装工事
定期的なメンテナンスで建物の寿命を延ばします!
モルタルはセメントに水や砂を混ぜた建築材料です。そして、モルタル外壁とは外壁の下地に「ラス」と呼ばれる金網を張り、その上にモルタルを塗り外壁として仕上げたものです。かつてのように新築の家に使われることは少なくなっていますが、現在でも個性的な家の外観を演出するための外壁材として使用されています。
現在外壁材の主流となっているサイディングボードは、目地(継ぎ目)が出来てしまいますが、モルタル外壁は、継ぎ目がなく見た目も美しく、左官職人や塗装職人によって仕上げる為、多種多様なデザインが可能です。また耐火性、耐久性に優れているなどのメリットがあります。
しかし、外壁は常に紫外線や風雨を受けている部分です。モルタル外壁は一定年数を超えると表面にひび割れが生じてしまいます。細かいひび割れ(ヘアークラック)であれば経過観察で問題ないのですが、ひび割れが0.3mm以上の大きなクラックは建物の内部にまで影響を及ぼす可能性がある危険なひび割れです。放っておくと、雨水が壁内に入り込んで家の寿命を縮めてしまいます。
また、外壁の表面に凸凹をつける仕上げ方法を採用すると、汚れやカビ・コケが発生しやすくなります。絶えず日本は地震の多い国なのでクラック(ひび割れ)を放置した場合、耐震性や耐久性の低下を招いてしまいます。
定期的で適切なメンテナンスで、建物の寿命を延ばすことをお勧めいたします。
・外壁のクラック(ひび割れ)についての詳細はこちらから
モルタル外壁塗装工事 施工の流れ
モルタル外壁塗装工事の施工例を作業の流れと共にご紹介します。
1. 足場設置工事
近隣への配慮及び安全丁寧な仕事をするためには、足場の設置は不可欠です。
また、近隣への配慮からも必要なものです。
2. 高圧洗浄
長年の汚れ、ほこり等を高圧洗浄機の強い水圧で洗い流します。
モルタル外壁はその性質上、他の外壁材と比べて苔が生えやすい傾向があります。塗装作業の前に、しっかりと外壁に生えた苔を洗い落します。
この作業は雨の日であっても行わせていただきます。汚れを強い水圧で飛ばすので、雨の日の方が都合のよい作業です。 近隣へ十分配慮しながら、作業させていただきます。
3. シーリング工事
写真は長年の日光や風雨等による劣化したコーキングの状態です。コーキングの状態が悪すぎるときは高圧洗浄より先にコーキング材の打ち替えを行います。
シーリング工事とは壁内に雨水が侵入しないように、サッシ周りなどのをシーリング材(コーキング材)で塞ぐものです。
シーリングは密閉して防水することで、コーキングは詰めるということですが、建築現場では区別なく同じ意味で使われています。
4. シーリング撤去
カッター等で古い劣化したコーキングを撤去します。
5. プライマー塗り
古いコーキングの撤去が終わったら、新しく打ち直すコーキングの密着をよくするために、プライマーを塗ります。
6. シーリング打ち
プライマー塗りが終わり乾いたら、コーキングを打ちます。
7. シーリングならし
コーキングを打ち終わったら、ヘラ等でコーキングを平らにならしていきます。
8. シーリング完了
コーキングをならし終えたら、養生を剥がしてコーキング作業は完了となります。
9. 微弾性フィラー塗り
下地処理(コーキング、パテ、場合によっては注入等の処理)が終わったら養生を行い、中塗り・上塗りの密着をよくするために下塗り材を塗装します。
下塗りでもしっかり塗布しないと上塗りがきれいに仕上がりません。
10. 中塗り
ダークグリーンの上に白の下塗り材の塗装を行い、中塗りに赤系の色を塗装します(仕上げの色が赤系の為、中塗りも赤系にします)。
中塗りも下塗り同様しっかりと塗布していきます。
下塗り材の塗装を行った後に、中塗りに赤色系の塗料を塗装します(仕上げの色が赤色系の為、中塗りも赤色系です)。
中塗りも下塗り同様しっかりと塗布していきます。
ホワイト部分に白の下塗り材を塗装し、ホワイト系の中塗りを塗装します。白色部分に白の下塗り材を塗装し、白色系の中塗りを塗装します。
11. 上塗り
中塗り塗装後、乾燥させて上塗りを塗装します。
12. 工事完了
白色部分完了
赤部分完了
塗装完了後、白色部分と赤色部分のラインだしを補修して、全ての塗装工事が完了致します。
13. 引き渡し
赤と白の思い切った色合いがお客様のご希望でした。何度も打合せをしたかいがあり、大変満足して頂きました。
市区町村によっては使用できない色もありますので、ご相談下さい。
色はお客様に決めて頂いておりますが、たまに「お任せいたします」というお客様もいらしゃいます。その際は、お客様と十分に打合せをしてお客様に決めて頂くようにしております。
外壁にひび割れやチョーキング現象がみられたらご相談さい。
モルタル外壁は耐久性や耐火性に優れていますが、外壁の表面にひび割れが生じやすく、苔や藻、汚れやが付きやすいデメリットもあります。外壁に下記のようなサインがみられたら、メンテナンスの時期です。
- 表面にひび割れ(クラック)が見られる
- 藻や苔、汚れやが目立つ
- 塗膜の浮きや剥がれやが気になる
- 手に白い粉がつく(チョーキング現象)
ご相談は無料で行っております。些細な事でも構いません。お気軽にご相談ください。
モルタル外壁は定期的なメンテナンスによって、長持ちさせることができます。